山中温泉の夜に感動(したのか?)
宴会が終わってからはとくにすることもなく、部屋でのんびりとくつろぐ人もいれば
お風呂に入る人も。そんな中で、
「じゅんちっちく~ん、せっかくだし外で飲もっさ。どこか連れてってよ~!」
と、ありがたいお誘い。(←ヒマでやることないし泊まるのやめて帰ろうかと思ってた人)
羽咋からお越しのAさんとわたし、二人で外出することに。
では山中一の繁華街、山中温泉の片町こと「薬師町」へ行きますか!
薬師町界隈はスナックにジャズバーに居酒屋にラーメン屋と、
いろんなジャンルの店が揃っている、まさに「夜の山中温泉」の代名詞といってよいでしょう。
「カラオケにします?静かに飲みます?それとも軽く食べます?」
「お腹いっぱいだしカラオケは興味ないし静かに飲みたいね。」
「わかりました。ではカウンターでまったりと飲みますか。」
ということで、ジャズバー「R」へ。
ところが、店のドアに鍵がかかっていて入れない。中の電気は点いてるのに。
おかしい、もしかしてママが客に見せられないようなことを店の中でしているのでは?
「すいません。なんか鍵がかかっているのでカラオケの店でもいいですか?」
「いいよ、どこでも。ゆっくり飲めれば。」
ということで、スナック「T」へと。
ちょうどカウンターの隅っこが二人分空いていたので腰掛ける。
「あら、じゅんちっちさ~ん♪」
ん?あの頭の上から聞こえてくるような甲高い声、
誰かと思えばRのママではないか。なんでここにいるのよ?
聞けば、カラオケがあるもんだと思って入ってきたグループ客をTに紹介して
連れてきたとのこと。すぐに戻るんだけど、念のために鍵をかけてきたらしい。
なんだ、そうだったのか。(←全然違うことを想像していた人)
でもせっかくTに入ったのにすぐに出るのは申し訳ないし、ここでしばらく飲みますか。
ボトルも残っていたのでしばし歓談。
「そろそろ出ますか。ママすいません、おあいそお願いしま~す♪」
「はーい、ありがとね~♪」
「すいません、さっき来たばかりなのに。」
「そんなのいいのよ~はい、伝票。」
「あ、じゅんちっちくんいいよ、俺払っておくし。」
その後、伝票に書かれた金額を見たA氏の顔が驚愕の表情に!
「せ、1500円てなにこれ??」
「あ、自分のボトルちょこっと飲んだだけだしこんなもんですよ。安いでしょ。」
「いや、あの、安いとか言う以前にここ喫茶店じゃないんだから・・・」
「とりあえず次行きましょ、ゴチでした。」
A氏はほんとに1500円でいいのかと、まだ納得していない様子。
そしてRへと移動。カウンターにはいつものお姉さんが。
その後、ご近所の親戚のお米屋さんの議員さんW夫さん(PFが長いな)も入店。
たまたまAさんとはJCやってたときの接点があったらしく、いろんな話題で盛り上がる。
楽しいな~そして気がつけば12時を回ってます、あら閉店の時間過ぎてるじゃないの。
そろそろ帰りますか。
「ママおあいそして。いや~じゅんちっちくん楽しかったわ、ありがとう~♪」
「いや~どういたしまして。しかしよく飲みましたね♪」
「ありがとうございます~♪」
「じゅんちっちくん、ここも俺払っておくわ。あんたのボトル飲ませてもらったし。」
「すいません、さっきも出してもらったのに。ゴチです。」
その後、伝票に書かれた金額を見たA氏の顔が驚愕の表情に!
「さ、3100円てなにこれ??」
「あ、自分のボトルしか飲んでないしこんなもんですよ。安いでしょ。」
「いや、あの、安いとか高いとか言う以前にこれだけ長い間飲んでて3100円はないやろ。」
「もう店じまいみたいだし帰りましょ。」
A氏はどうして3100円なのかと、全然納得していない様子。
こんなかんじで山中の夜は終わりました。
A氏は翌朝他のメンバーに何でおまいら昨日は俺と一緒に来なかったんだと
山中温泉の素晴らしさを熱く語っていらっしゃいました。
そして、また絶対ここに帰ってくると言い残して羽咋へと帰っていかれました。
よかった、またこれで山中温泉のファンが一人増えた。
なんかやたらとすげー長い文章になりましたけど、結局何が言いたかったのかといえば、
「T」も「R」も安く飲めてくつろげるいい店なのよってことだけなんです(笑)