FUKUIにて
R8アピタ敷地内にあるスターバックス(以下スタバという)に寄った。
店内は50%ぐらいの客の入りで、
私はアメリカーノのショート(←スタバではこれしか飲んだことがない)
と急に食べたくなったチーズケーキを頼んで窓側の席に座った。
(暖かいのでテラス席でもよかったかな)
周りは読書している人、携帯メールをしている人、おしゃべりしている人、
ノートPCで仕事している人など様々。
きっとそれぞれの人生があってここにいるのだろう。
しばらくすると、50代半ばぐらいと思われる中年紳士が入ってきた、
いかにもどこかの会社の部長さんってかんじの人だ。
その人は入店すると、オーダーもせずにそのまま席に座った。
最初は席を確保するためかと思ったが、どうやら違うようだ。
(もしかしたらこの人)
このとき嫌な予感が背中を走った。
(最悪の事態にならなければいいんだが)
他の客はそんな中年紳士を気にもかけない、当たり前だ。
そして中年紳士は店員が返却トレーを片付けに出てきたのを見るやいなや、
「おい!メニュー!」
その瞬間、店内は異様な雰囲気になり、読書している人も携帯メールを
している人もおしゃべりしている人もノートPCで仕事している人も
一瞬手を止め全員の視線が中年紳士に集中したのを私は見逃さなかった。
何の関わりもない、ただその日偶然スタバ店内で一緒になっただけの
21人の気持ちがひとつになった瞬間だった。
今日は新しい表紙の雰囲気に合わせてエッセイ風に書いてみました(笑)